日頃からお世話になって公認会計士の先生から頂いた「いのち輝くホスピタリティ」望月智行著を読みました。感銘を受けたのは、望月院長先生のお人柄と医師を目指した経緯、そしてお人柄がにじみ出ている病院経営でした。25年間の困難で孤独な病院経営の舵取りにおいて、一貫して【患者様の喜びのために】と旗を高く掲げ、職場には「一生懸命が当たり前」という雰囲気が満ちていることを知りました。医療サービスの基本は言葉と行動で、言葉については、美しい日本語を使えること、相手を思いやる、愛のこもった「優しい一言」を必ず添えること、それはマニュアル言葉ではけっして人を感動させることはできないと知ることだと、また行動については、温かい手のぬくもり、患者様一人ひとりをきちんと見続け、共感する姿勢、痛みや苦しみを共有しようとする心を『絶えず意識する』ことだと書いてありました。病気になった時は、心が萎縮して、弱くなっているので、不安や、心配が増してきますが、そんな時に医療スタッフの温かさで満たされた入院生活は、どれだけ孤独を癒し、明るさを取り戻し、気づかずに過ごしていた感謝の心を取り戻せることでしょう。仕事は「一生懸命が当たり前」という言葉に似た内容を、当院の理事長が「仕事をいやいややっている人は、どうか他の場所を捜してください。人生の大部分を占める仕事が面白くなくて勤めて下さるより、自分の納得する場所で仕事をしていただいた方が本人にとって幸せですし、病院にとっても幸せですから」と言っていたことを思い出しました。仕事は報酬が伴うので厳しいといえるのですが、本当の報酬は、人生の喜びや生きがいである仕事を与えられていることではないかと思うことがあります。仕事を通じて報酬を得られ、更に人のお役に立てるということは、何とありがたいことでしょうか。人のお役に立っていると喜んでいる自分もまた同時に人から喜びを頂いているので、利他即利自、利自即利他はあらゆる仕事を通して得られる悟りなのではないかと思っています。
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