新入職員の皆様、千曲荘病院への就職おめでとうございます。今年は桜が早く、上田市内でも開花し、春爛漫の対面式となりました。
昨年度は、常勤医師3名の就職にも恵まれ、念願の新棟のオープンとほぼ同時に精神科救急病棟が立ち上がり、電子カルテが稼働した大きな節目の年度でした。昨年度に続いて、本日は病院にとって輝かしい報告があります。新人の看護師が8名誕生し、当院で全員が常勤職員となったことです。8名の新人看護師が正規の職員としてスタートするのは創立以来の快挙であろうと思います。特に中国,四川省から来た4人は、祖国を離れ、言語の壁を克服しての一発合格は見事でした。当人および応援してきた関係者の方がたに感謝申し上げます。
そして6名の新准看護師の方、おめでとうございます。ほとんどの方が看護学校に進学し、更に上を目指しているのは頼もしい限りです。
当院のカルチャーはいくつかありますが、千曲荘病院はチーム医療を旗印とする学習する集団であり、一人一人が仕事を通して心の成長を目指しています。成功をほめたたえ、嫉妬心や妬みを克服しようとする集団でもあります。
今日は、昨日、届いたある通院患者さんの手紙を披露します。「私は先日、感激したことがあったので書かせてもらいます。早朝、8時頃診察待ちでロビーでコーヒーを飲んでいる時、ワイシャツにネクタイ、ゴム手袋をして清掃をしている職員の方を目にしました。時間からして自主的にしているのか、業務の一部として行っているのかわかりませんが、とても丁寧にそして一生懸命にされている姿に感激したのです。自分も清掃業務が半分を占める仕事をしているので、見習いたいと思いました。またやる気も上がりました。他にも階段清掃をしている方の姿や、受付担当の対応の良さ、診察の看護婦さんの安らげる感じの接し方なども目にとまります。とにかく職員の皆様が素晴らしいと感じています。」
当院の良き伝統をおさらいしておきます。第一に明るい挨拶です。第二に時間を守ること。第3に無駄を排して、常に創意工夫をすることです。新人は早く千曲荘チームの一員になって下さい。そして全員一丸となって当院の良き伝統を継承しつつ、「愛・信頼・奉仕・希望」の基本理念に基づいた理想の精神科医療を創造していきましょう。