8/1 開院記念日理事長挨拶

本日は約120名の方が、54周年を祝いに集まっていただきました。ありがとうございます。現在、250名以上の方が何らかの形で、この医療法人を手伝ってくれています。伝統のある病院に理事長・院長として勤められることを大変誇らしく思います。

5月20日に創立者である遠藤利治がこの世を旅立ちました。利治の希望で最期はこの病院で療養させていただきました。特に、関係病棟の方、サポートしていただいたスタッフの皆様、利治に代わり心より感謝申し上げます。私も声が聞きたくて、よく通ったのですが、少し耳が遠いほうだったので、上手くコミュニケーションが取れていたかは自信がありません。ただ、間違いなく良い人生を送りました。最期も自分の作った病院のスタッフに囲まれて、応援していただいて旅立てた事は幸せだったと思います。家族としても、色々な形で応援できたかなと思います。7月8日の病院葬の際には、多くの方に御会葬いただき、ありがとうございました。利治の遺志を尊重し、できるだけ質素にやったつもりではありますが、色々な方達がお花を出していただいたりして、私としては満足のいく病院葬だったのではないかと思います。沢山の方にお手伝いいただいたことを大変感謝しています。8月1日の、この日はいつも利治を思い出して、意志をつないでいかなければと思っています。50周年記念誌を最近読み返したのですが、昭和33年に花園に30床で開院して昭和36年に現在の地に移転しました。当時について、触れている部分がありました。1年間にわたって、精神病院が来ることで地元から大反対を受けました。やっと地域の了解を得て、大借金もしまして移転しました。当時はやはり、精神疾患への偏見はすごかったんです。利治は、「こういう反対があったことで地域の身近な方達と触れ合い、皆さんのお役に立っている病院だと知ってもらうことが特に大事なことだ。反対されて良かった。」というようなことが書いてありました。私は、少し違う流れではありますが、精神疾患への偏見を少しでも減らしていく事が私の人生の目標になっています。その点は利治と一緒です。偏見を少なくして、自分が病気になっても千曲荘病院に抵抗無く来ていただいて、もし障害が残っても私達に出会えてよかったと思っていただける病院にするため努力していくことが、私の仕事であり、遠藤利治の意志と同じだと思っています。これは、医師を始め、スタッフの皆さんも同じ思いの方がいらっしゃると思います。これからも偏見と戦いつつ、常に良い精神医療を心がけようと、毎年この日に皆さんに宣言するとともに、改めて決意しています。

利治は物事をはっきり言う人だったので、私自身、心の中で反発したりした時もありました。しかし、「自分が正しいと思ったことはなんらかの形で表現したほうが悔いは無いぞ。」と私にはよく言っていました。利治のその言葉に近づけているか、違う個性なので難しいですが、皆さんにも利治の言葉や様々な思い出が残っていると思います。良い思い出となっていれば、嬉しく思います。

現在、新棟の設計が進んでいます。皆さんにもアイディアを出していただける機会を設けたいと思っています。来年1月から、着工予定で、約1年かけて現在のものより少し大きな物になると思います。患者さんに「この病院で治療して良くなりたい」と思っていただける病院にしたいと思っていますので、皆さんにも御協力をお願いします。

永年勤続代表者 謝辞      平成24年8月1日 3病棟 阿藤 満

 

本日は、私たち永年勤続者のために表彰して頂きまして、誠にありがとうございます。代表してあいさつをさせて頂きます。

30年目の今年、大先生がお亡くなりになり、忘れられない年となりました。入職当時全職員で67名でした。看護学校を卒業と同時に、師長補佐になり、学生のころから大先生は私の硬式テニスの先生であり、精神科の先生でありました。大先生は当時長野県テニス協会会長をしておられ、58歳でしたが、毎週テニスを教えて頂き、負けてばかりでした。テニスの休憩中に、精神科医療が発展してほしいという話をしきりにされていました。

当時の外来は、古くて小さな平屋建てで、精神科の患者さんは毎日10名ほど位、70名外来に来れば大忙しでした。新患はほとんどなく、往診でよく入院患者さんを迎えに行きました。大先生は、厳格な方でユーモアがあり、よく笑わせていただきました。現在の管理棟が平成3年に竣工した時、初めは5階建てを建てると言っていましたが、平成2年にバブルが崩壊直前で、株が暴落し不景気を読み、3階建てにしますと判断し正直に話していたのを覚えています。患者さんの診察の時もよく『それは良かったなー』と患者さんを笑顔でほめていることがとても印象的でした。

私には遺言だと思っていますが「将来看護職員を集め、定着させられるようになってほしい」と言っておられました。30年後の現在、職員は250名を超え、まさかこんな大きな病院になるとは思いませんでした。

私たちは、大先生が築いた病院の遺志を継ぎ、理事長先生を中心にますます精神科医療の発展に寄与する為、強い使命感を持って仕事をしていかなければならないと思いっています。2年後の新館建築という「大きな夢」を理事長先生に与えていただき大変ありがたく思っています。これで精神科病棟のハード面はほとんど完成形に近づくと思います。あとはソフト面の育成です。組織が大きくなると自分の部署が中心になりがちです。満床時やすごく忙しい時は、一呼吸して、感情的にならず、よく話し合っておくことが大事だと思います。新館ができれば個室の数が現在の何倍にもなり、いまの苦労はかなり減ると思います。また患者さんをよくするため、患者さんと自分たちの幸せや喜び、笑顔のために仕事をしているんだと思い出して、仕事をしていくとうまくいくのではないかと思います。

最後に私が30年勤めて、あくまでも個人的な意見ですが、当院の最も良いところは、今回の永年勤続賞をはじめ、常に新しい建物に勤められること、外の世界、社会情勢がどうなっているか、他の病院や精神科病院を見に行ったり、海外、東京、京都、松本等に研修に行かせて頂けることだと思っています。これらの体験をもとに当院の全職員が勉強し一致団結して2年後の新館オープンに備えられれば「いいなー」と思います。

本日は私たちのため表彰して頂き本当にありがとうございました。理事長先生を中心に千曲荘病院がさらに発展できるように最善を尽くしていく次第です。ありがとうございました。

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