腰塚勇人さんの講演会の録画ビデオを拝見いたしました。その後インターネットで動画があったので見ていたら、純粋なまでにひたむきな生き方に涙が流れて止まりませんでした。彼のプロフィールは、【1965年 神奈川県生まれで、元・体育教師・養護教員。スキーでの大事故をきっかけに、、全身マヒの体に。その後、懸命のリハビリにより社会復帰できるまでに回復し、事故をきっかけに人生も人生観も大きく変化。2010年3月 教職を辞し、現在は「命の授業」の講演を通して命の大切さを訴えている。
2002年3月、スキー事故で首の骨を折り、一瞬にして首から下が全く動かない状態に。この事故が私の人生を大きく変えたのです・・・」】
とありました。録画の中で、佐久病院の名が出てきて、長野県の車山の名前が出てきて、長野県にも縁のある方だなあと思いました。見るからに腰塚勇人さんは、この奇跡の体験の前は「熱血教師」として情熱的に活躍されておられただろうなあ・・・と想像することができましたが、言葉の一言一言が、言葉を発する時の一瞬の時間に顕れるなんともいえない優しい表情が、包み込むような表現力が、どれだけ内面的な変化をされたか充分推測できました。素晴らしいお話でした。彼の苦しみを救った中に、病院のお医者さんや看護師さん、PTの存在など、病院スタッフの方々がいました。素直な心で、彼らに助けを求め、心を開いて、自分の中に眠っていた使命を目覚めさせていった尊い時間を感じました。インターネットで動画を見ることができますから、「生きることに疲れている」人がいたら、開いて見てください!感動します。
「腰塚さんの五つの誓い」は、私たち医療人としての誓いとしたいくらいだ
と思いました。紹介いたします。
①【手足】は・・・人を助けるために使おう・・・
②【 口 】は・・・人を励ます言葉や、感謝の言葉を言うために使おう・・・
③【 目 】は・・・人のよいところを見るために使おう・・・
④【 耳 】は・・・人の言葉を最後まで聞いてあげるために使おう・・・
⑤【 心 】は・・・人の痛みがわかるために使おう・・・