桜の美しい季節が来ました。つい二、三日前は固い蕾だった桜が次から次へと咲き出しました。母を連れて上田城址公園へ行くと、見事に満開で、県外の観光客も多く来て楽しんでいました。今年も一緒に桜並木の下を歩き、景色を楽しめることができて感謝しました。いつまで親子で、いつまで夫婦で、一緒に眺めていられるのか分かりませんが、毎年美しさの違う桜の姿に感動し、来年も同じように眺めることができますようにと、心の中で祈ります。眺めながら、昨年を思い出し、一昨年を思い出し、一年毎の思い出を一つ一つ辿りながら、一緒に生きていることのありがたさをしみじみと感じる一瞬でした。この時期日本列島は、到る所に桜の名所があるので、薄桃色の桜の木々が帯のように出現し、飛行機の上から眺めて見たら、どれほど美しいかと想像してみたり、ひとひらの花びらの美しさを目に焼き付けたりしながら、静かで、満ち足りた時を過ごしました。
西行法師の辞世の句より【願はくは花のしたにて春死なんそのきさらぎの望月のころ】





