春近く、新入社員の入社式を三日後に控えているにもかかわらず、外では雪が舞っています。太陽の光は高く、陽の光はあるのですが、雪が舞っていると、病院の梅林の花びらが散っているかのようにも見えます。道路沿いの梅林の白い花びらが、例年よりしっかり咲いているのですが、樹木にとっても、厳しい春を迎えているかのように思います。たまたま先日女神湖に行く機会がありました。白樺湖に向かう道の両側の木々は、しっかり氷が絡まって樹氷となり、太陽の光を浴びてキラキラと七色に輝いていました。木々がまるで宝石でできているような美しさに、思わず降りてシャッターを切りました。写真には、残念ながら七色の光に乱反射する樹氷の美しさが出ていないのが残念です。ちょっと想像して写真を見つめてみてください。
六本木ヒルズのLEDで創られた美しさより、自然が作り出す美しさは、二度と同じものがないだけに、変わり往くものの美しさでした。雪が溶けて水になり、そして急激な寒さで氷にならない限り見ることはできないわけですから、自然の力が生み出す美に脱帽です。感動されたい方は、来年のチャンスを待っていてください。