インフルエンザで病院祭を中止している病院もある中で、天候にも恵まれ無事開催できたことは、感謝です。昨年は50周年記念病院祭ということで、プレッシャーの中での開催だったように記憶していますが、今年は、昨年ほどの力みもなく、千曲荘病院らしい成功だったと、総師長が喜んでいました。私も同様に思い、また自然体での成功だったと思いました。これも前委員長より引き継がれ積み重なった、組織力、企画力という当日に至るまでの用意周到な準備がなされていたことによると思います。招待客の方から、『千曲荘病院の職員の皆様は、みんな明るくて、対応がよく、笑顔ですね。どうしたらそうなるのでしょうか』と聞かれ、また『スタッフの方がお一人お一人親切で丁寧な接客をして下さり好印象を受けました』とメールも頂きました。すでに退職された職員も数多く駆けつけてくださり、懐かしいお顔を拝見し、お話をすると今も一緒に働いているような感覚になりました。他の方からも病院の職員に対してお褒めの言葉をたくさん頂きました。
種から育った花々は、一番似合う場所に、美しく飾られました。患者さんと職員で作ったさまざまな小物は、バザーで売られました。ボランティアの方々の応援を受けて、多くの方々との自然体の交流があり、数年経つと千曲荘病院の病院祭は地域の方々の交流の場、憩いの場、楽しみの一つとなって、精神科偏見の壁を取り去る役割を果たしてくれることでしょう。職員の生き生きとした働きを眺めながら、千曲荘病院の職員は私にとって誇りであり、様々な才能を持った人たちの集団であるということを再認識いたしました。当院の職員であることを一人ひとりが、誇りに感じていただけるような病院作りをしてゆきたいと決意新たにした一日でした。地域の皆様、職員の皆様、ボランティアの皆様、本当にありがとうございました。