日経6.30付ビルゲイツの記事は、インターネットの浸透が時代を大きく変えた事を教えてくれました。52歳にして経営の第一線を退き、これからは慈善活動に生きると宣言した世界一の大金持ちビルゲイツ、その寄付の額は3600億円だそうです。1975年にマイクロソフトが創業され33年間の変化はめまぐるしいものでした。パソコンの時代が来ると読み、IBMの時代にソフトを有償で売り出した発想、それも標準化することによって低価格として巨大な市場を築きました。今では、ネット時代の大波によって(ネットで無料に提供されるグーグルのサービスの出現)、徐々に切り崩されはじめているそうです。お金自体は価値中立で本来は悪でも善でもなく、どのように使われるかによって善悪を分けていくわけですが、ビルゲイツの決意と潔さを祝福したいと思います。記事を読んでいたら、ビルゲイツの「未来を見通す力」や「器の大きさ、志の高さ」を感じました。人は大きな志を持ちたいと思っても、その人の考えられる限界があって、なかなか、未来を推定する力を持つことは難しいことだと思います。しかし志を持ち、結論を明確にありありと描いてゆくことによって、自らの心に確信の種が宿り、実現していくプロセスが人生なのかもしれません。そういえば、理事長は、まだ座敷牢があった時代に、バイクで往診に行き、何とか家族の苦しみや負担を減らしたいと病床を増やし、精神科医療の向上を目指し、その理想に燃えていたと聞いています。その志は、開かれた病院を目指し、精神科の偏見を取るべく、現在にも引き継がれています。ビルゲイツの経験したネットの大波ほどではありませんが、診療報酬改定の波、医療制度改革の波、さまざまな波を受けながらも、未来に続く理想の精神科医療に向かって、職員に支えられながら、座礁しないように舵取りをしています。
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