精神科におけるターミナルケアを考える

本日は院内研修会において三病棟より、当院でのターミナルケアにおける発表がありました。日本は高齢化社会となっていますが、当院入院者も例外なく高齢化が進んでいます。精神疾患を持つ患者さんを受け入れてくれる施設を探すことは難しく、また長期入院患者になると家族関係が希薄であることも多く、病院が自宅代わりになっていて、最期を病院で看取るケースも増えてきています。今回は、「看護者は何ができるのか」と問題提起されました。携わったナースから『患者様本人や家族から、「よくやってもらってありがとう」という一言をもらえるだけで、私たちは自責の念や無力感、傍らで看取る時の辛さ、苦しさから一掃され、救われる気がする。看護してよかったと思える瞬間である』という言葉がありました。発表を聞きながら、精神科医でサナトロジーの先駆者であるキューブラーロスが提唱する『死への5つの段階』を思い出し、平成11年に亡くなった母のことを思い出しました。愛する人との別れは、誰しも悲しいものです。縁ある人との葛藤や憎しみを解決することなく、最期の時まで持っていることの重さを感じました。難しいことではあるのですが、最後に勇気を振り絞って、許すことさえできたなら、許されることができたなら、どれだけ互いが楽になり、重荷が減って癒されることだろうと思う場面もありました。いずれ私も最期の日を迎えます。その時に「ありがとう」と心から言えるような自分でありたいとつくづく思います。三病棟の皆さん、真剣に患者さんと向き合い、患者さんを大事に思い、相手の立場を理解しようと努力し、ささやかな言葉でも患者さんの不安が減るようにと、こまめに声をかけ、丁寧な看護をして下さりありがとうございました。

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