- その【ひと】は心病む【ひと】である前に【ひと】であると思うこと
- どのような症状でもそれはその【ひと】のせいではなく、病のためと思うこと
- その【ひと】には病む時の症状の裏に、素晴らしい人間性が隠れていると思うこと
- その【ひと】には病む前にある人生があったのであり、それに心から誠意を表し傷つけぬよう心を配ること
- その【ひと】に言葉をかけるとき自分がかけられたらと常に考えてすること
- 治療、世話をするときは常に受ける側の気持ちにたってすること
- 慣れは仕事を正確・迅速にするのによいが、馴れに陥らないように心を配ること
- 月に一度、仕事の上で感激をもてなかったら、自分の仕事に流されていると思うこと
- 病気の世話をすることに努力するのと、病気を治すことに努力するのとの両方に常に心を配ること
- 病む【ひと】のみでなくその【ひと】を取り巻く人々の背負う重荷にも心を配ること。
この10か条を病棟のある場所に貼っておいたところ、それを読んだご家族の方が、涙されて感動したという話を師長より聞きました。
お役に立つことができてうれしいと言う、師長にうれしくなったので、ご紹介いたしました。