高齢者社会に向けて思うこと

日野原重明先生のお話から 日野原先生は、千曲荘病院45周年記念の講師としてお招きし、市民の皆様と共にお話を頂いてより、もうすぐ5年になるのですが、今もお変わりなくお元気で96歳とは到底見えない、りりしい姿で活躍されておられます。医療タイムズ8月1日号を見ていたら、諏訪で講演されていた写真と記事が載っていました。その中で長寿の秘訣は【低カロリー】、ご自身も一日1300カロリーしか摂取していないと書かれていました。これから日本は、今まで経験したことのないような少子高齢化を迎えます。そうなると「老いと病と健康」がメインテーマになり、日野原先生の言われる【自分の健康は自分で守る】という生き方が大切になると思います。散歩で足を使い、読書で情報を入れ、精神生活を豊かにしていけば、孤独でもなんとか生きていけると思うので、日頃から心身の健康を保ち、ＰＰＫ（ピンピンコロリ）で最後を迎えられるようでありたいと願っています。当院でも≪もの忘れ≫デイケア『なごみ』や、認知症を対象とした東2階病棟があります。退院時アンケート調査で、私たちスタッフの励みになる言葉を頂くことも多く、その度に身を引き締めて、少しでも患者さんに合った丁寧な対応を忘れることがないようにと心掛けています。