「認知症初期支援チーム」は、介護や医療の専門家によるチームです。
家族や周囲の人からの訴えを受け、認知症と疑われる人を訪問し、認知症があっても住み慣れた地域で安心して生活できるようにするための支援チームです。
次のような支援を提供します。
① 認知症かどうかの評価
② 適切な医療機関への受診を促し、継続的な医療支援に繋げる
③ 適切な介護サービスを案内
④ 生活環境の改善やケアについてのアドバイス
⑤ 介護者との情報共有
⑥ 介護者の負担軽減や健康保持についてのサポート
まだモデル事業が始まったばかりですが、いずれ中学校区(地域包括支援センター)にこのチームが設置されることになります。
個人情報の問題や、かかわる専門家をどう配置するかなど考えていかなければいけない課題もありますが、初期支援チームが上手に地域に入り込んで認知症の初期段階でその方に合った支援が開始できると、住み慣れた地域で少しでも長く安心した生活を送れる方が増えることになると思います。
この施策は、専門家だけで成り立つものではなく地域に暮らす私たち一人一人が認知症は特別な病気ではなく、誰でもが認知症になりえることを心に留め地域で私はどういう支援ができるだろうかと考えることも大切だと思います。 師長:堀内幸子