掃除の効用

土曜日の夜、鍵山秀三郎氏の講演が上田東急インであり聴いてきました。イエローハットの相談役で、「凡事徹底」という本を読んだ時から、直接お話をお聞きしたいなあという気持ちもあり、時間も空いたので、会場に駆けつけました。経営者らしからぬ経営者、よくテレビに出てくる恰幅がよくて、顔がてかてかしているエネルギッシュなイメージではなく、手ぬぐいを巻いて作業着を着たら普通のおじさんといえるほど、親近感があり、暖かさを感じる方でした。全国展開しているイエローハットを発展させた方であるにもかかわらず、威圧感は全くありませんでした。話は情熱的で、信念があり、「掃除の効用」を説くので、この大きさを知らずにいるのはもったいないという気持ちになり、ブログで再び紹介することにしました。特に印象に残ったのは、落ち葉の掃除です。こびりつくほど放置しておかれた落ち葉の写真は、汚く、近寄るのも嫌な感じでしたが、定期的に掃除をし、きれいになった道路に落ちた何枚かの落ち葉の写真は、ふんわりと道路に飾られている感じて、風流で美しい絵になっているのです。確かに掃除しても、すぐ落ちてくるのでまとめてやった方が効率的だし合理的だと思っていたのですが、考え方が変わりました。病院の廊下も病室もそうだと思うのですが、掃除を終えた後のなんとも言えない、清清しい感じは、多分人の心に伝わっているのだと思います。また、その落ち葉を堆肥にして町の街路樹や草花の肥料している活動を、無償でやっておられて、頭が下がりました。汚いトイレをきれいにした時の爽快感、達成感は、味わった人の喜びや感動になるので、小布施中学や、豊野中学校でも自主的に始まったことが報告されていました。反省しながら、私も掃除を通して、清清しさを味わってみようかと思いました。