周りを見渡せば流れにのる魚の如し!
昨年の病院祭で、ちょっとした手ごたえの様な、良い雰囲気を感じた方も多かったと思います。年が変わり、病院祭準備を始めて暫く経ったころのことです。私の在籍する病棟を始め、各病棟・病院内が、一つの方向に向かって動いている事を感じ始めました。
それは今まで生簀や湖にいた魚が、一斉に海に下るのに似ています。一つの目標に向かって、自分たちの力で、地域という大海へ泳ぎだしていく。そんな雰囲気です。一匹だけではあっという間に食べられ死んでしまいますが、力を合わせて群れを作ることで生き残れるわけです。海へ出た魚は病院祭という経験して成長を遂げ、今度は川をさかのぼり、子孫を残していきます。子孫とは入社間もない、またこれから来るであろう若者たちのことです。さかのぼった魚たちは、そこでただ役目を終えるだけでなく、その身に蓄えた知識や経験を伝え、それが栄養となり、森や他の生き物の糧となり豊かにします。そして、そのサイクルは続いていくのです。私達は、そんな流れの中に漕ぎ出したのです。地域の方の糧となれるよう胸を張って楽しみましょう。友愛スマイルを振りまきながら。