アメリカでは結婚した夫婦のうち半分は離婚しており、最近の日本でも、アメリカに近づいているとの統計が出ています。夫婦共働きが増えてくると、互いに仕事のストレスを持っているので、そのまま家に持って帰ると重苦しい雰囲気になることもあると思います。そんなときに、互いに相手を思いやる余裕があるといいのですが、どちらも『自分の重荷を理解してほしい』と思っていると、微妙な溝が生まれたりするわけです。結婚して、子供が生まれ成長して巣立ち、また二人になります。子供と20年一緒にいるとすると、夫婦は50年一緒にいますから、単純計算で夫婦は、子供より2.5倍縁が深いことになります。人生の半分以上を共に歩むので、常々「お互いの素晴らしさを発見しよう」と思って、相手を観察していると、不思議なことに、相手の中にある、素晴らしさが見えてくるということを体験します。そうすると、得したような気持ちになります。これは子供に対しても使え、長所が引き出される感じになり、愛しさが増してくるのでお勧めします。不足分や偽物をみつける時は、目立つので、分かりやすいのですが、相手の中にある数々の長所を見つけるには、深いところに隠されていることもあるので忍耐と努力が必要です。その発見の旅は、人生の深い喜びを伴う宝探しになっているのかもしれません。私は人生は自己発見の旅だと思っています。縁の深い伴侶の存在によって、自分自身への理解も深まり、成長させてもらえるので、夫婦の幸福は、最小単位ではあるけれど、かなり大きな価値のある幸福感だと思います。O・ヘンリーの『賢者の贈り物』には「ある貧しい若い夫婦が、自分の大切なものを捨て、相手の喜ぶようなことをする」胸にキュンとくる場面が描かれています。いつまでも、年老いても相手を思いやる心は忘れたくないと思いました。
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