一年に一度開催される千曲荘病院祭の会場づくりは花係の活躍で毎年来場者の目を楽しませてくれます。今年はちなみに10月4日開催予定です。療養環境の美しさは、癒しの力を患者さんのみならず、私たち医療者にも力を与えてくれることを感じております。人間と同じく生命を持った植物は動物のようなダイナミックな動きはしませんが、24時間カメラを回したら確実に変化していることが分かります。静かに変化する「儚さ」が「永遠」と対比されて心動かされるのかもしれません。当院では、愛情をかけて緑化委員の花係の方たちが様々な植物を育て、病院に飾って下さっています。「真・善・美」のどれも大切な要素だと思いますが、特に「美」は調和のエネルギーがあるので、穏やかな気持ちや清々しい気持ちになれるのではないかと考えています。軽井沢タリアセンの美しさに魅了された花係りのメンバーの報告を聞きながら、「心と身体の病院」としての使命を果たすためにも「美」の要素を取り入れた療養環境づくりが続けられるといいなあと思いました。タリアセンの庭園造りは、豊かな心で美しさを保っているのだろうと思いました。花係のコメントを添えます。
『本日軽井沢塩沢湖タリアセンに行ってきました。藤のツルを使ったダイナミックなアレンジに感動し、10月4日の千曲荘病院祭のフラワーアレンジメントへの具体的なイメージが膨らんできました。
苔むした庭園や花々は、時を忘れさせてくれ、心も体も癒されます。皆さんも一度足を運んでみてください…千曲荘病院花係』