医療法人 友愛会
千曲荘病院
認知症疾患医療センター

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66周年記念式典  2024.8.1

理事長挨拶
今日は、医療法人友愛会千曲荘病院の66周年を迎えた非常に おめでたい日であります。時間の流れが人によって違うと思いますけれども、私自身が68歳ですから、病院の歴史にかなり近いです。「生まれて、何ができるかわからない時から、徐々に役割が明確になってき、少し成熟してきて、こういう面では注意が必要かなと、こんな点が強みかなとか、私たちの組織も少し年齢を重ねて大人になってきた部分もたくさんある」と改めて自分の成長と共に感じます。

今日は40年勤務表彰の方もおられますが、10年 20年、時に30年くらいの方が多いのかなと思います。66周年の間、多くの方に繋げてきていただいたということですね。創立の原点は創立者には親族に精神障害の方もいて、少しでも精神障害に苦しんでいらっしゃる方を応援したい、少しでも回復を目指したいというのが創立の願いですね。昭和20年に太平洋戦争が終わり、戦争中も含めて、大変な時代だったと思います。 精神障害者の方も結構 餓死していますね。 昭和20年代に精神科医師(吉川武彦先生)が上野の森を散策していると、どうも服装が綺麗じゃない、痩せ細った人もいてなんだろうと思って話しかけてみると、自分が治療している人や、精神の障害を持っている方がたくさんいらっしゃった。日本の国は復興に向かっているのだけれど、このままでいいのだろうかという思いの中で、医療が必要なんだけれど、生命の保護が必要な方もいるということを強く国の政策の中で訴えて、医療と保護の制度が出来たのです。すなわち現在の医療保護入院制度も愛の思いで始まったという事です。

 千曲荘病院の創立の時は、精神の障害への偏見は強く、地元には精神科の病院には来てほしくないという人たちが多くて、反対運動が起こりました。創設者は苦労して、自治会の方とやり取りしながらなんとか現在の地に移ってきたのです。 6年後には労働争議等が起こりました。草創期はたくさんの試練があったのです。家族の方が精神障害の方をどこまで在宅で見たらいいのか、現在でも大きな課題として継続している問題です。今は、障害者の医療と保護の側面から考えられていて、家族の負担を減らしながら地域(病院も含めて)の中で支えていくという流れになってきました。その辺りは歴史を知り、本人、家族、医療関係者がどんな苦労されてるのかを見て、バランスを持って考えなくてはいけないと思っています。歴史で忘れてはならない人は、昭和33年入院第1号のSさんの事です。Sさんは重度の障害をもっていて長期入院を余儀なくされていました。創立者は1回は退院を目指しなさいと命じ、退院したこともありましたが、最終的にはアルテミスにて身体の合併症でお亡くなりになりました。最後を当院で看取ることができよかったと信じています。 皆さんも、この病気は人生の長いスパンの中で患者さんご家族と関わるので、いつも長い思いを馳せていただければと思います。

もう1つ話しておきたいのは、高校生の職場体験も含めて、中学生の職場体験が10年ほど前から始まり、毎年多くの参加者があります。今年も10人が参加していますが、特に看護師さんの対応についてお褒めの言葉が多かったです。患者さんの困りごとを丁寧に聞いて寄り添っていること、挨拶、身だしなみ、言葉遣い、時間を守ること、優しさと厳しさ両方感じ取られたようで、大変良かったという感想もらって私も嬉しかったです。これからも共にケアの質を高めていただけたらと思います。

最後に、私たちが目指しているのは、地域包括ケアの中核的な病院です。今まで病院で完結していたものを、地域全体で訪問診療、訪問看護等で私たちができるサービス提供して、病気になっても、障害を持っても安心して生活できるという今の流れにみんなで力を合わせて行きましょう。まとまらない話を少ししてきましたけれども、できたら私も100周年の時に、ここに立っていたいなと思っています。90周年の頃までは見届けて、更に地域に貢献する病院になってほしいという願いを持っていますから。 これからも日本一の精神科病院を目指して皆で頑張っていきたいなと思います。 ありがとうございました.

【永年勤続表彰者代表】アルテミス管理者 宮原佳代
本日は永年勤続者を代表しご挨拶をさせていただきます。
自分が就職したときは現在アルテミスがある場所に2病棟、新西病棟建築現場に1病棟、ポプラ前の道には女子寮があったことを今でも鮮明に覚えております。自分が准看護学院に午後通った時には、千曲荘病院から1・2年生合わせて16名程度学院に通っていたことを思い出します。
40年という、長きにわたり働くことが出来たのも、理事長先生・事務局長さんのおかげと共に、就職して間もない時にお世話になった、今は亡き大先生、大奥様、遠藤事務長、山崎さん等多くの方からご指導いただいたおかげと考えております。
これからどこまで働けるかは分かりませんが、理事長先生の日本一の精神科を目指すためにも自分の言動、行動に注意しながら仕事をさせて頂ければと考えております。
本日は10年永年勤続の先生方もいる中、私がご挨拶からさせていただきありがとうございました。

【功労賞】PSW主任 精神保健福祉士 依田真一
 この度は、身に余る表彰をして頂き誠にありがとうございます。この賞は、私だけでなく職員皆さんと一緒に仕事をしている中で頂けたものと思います。日頃より、お互いの職種を理解し合い、リスペクトし合いながら働けることに感謝致します。
 また改めて感謝したいのが、一緒に働いているPSWの仲間の皆さんです。頼りになる働きぶりで、現場の仕事の多くをお任せしている状態です。それでも報告、連絡、相談はしっかりしてくれています。とても有難いですし、助けてもらっています。大変なことも多い仕事ですが、地域の診療のニーズに応えて、千曲荘病院の診療が円滑に動いているのは皆さんの働きのお陰です。れからも一緒に頑張ってゆけたらと思います。
 理事長先生、事務局長さん、本日は表彰して頂き誠にありがとうございます。入職当時は資格も何も無かった私ですが、皆さんとこのように仕事が出来るようになったのは、理事長先生、事務局長さんのご指導のお陰です。これからも地域のため、病院のためにお役に立てるよう努めて参りたいと思います。今後ともご指導よろしくお願い致します。
 最後に、支えてくれている家族にも感謝したいと思います。この度はありがとうございました。

【努力賞】東2階病棟 看護師 桑原真紀子
病院開院66周年、おめでとうございます。
今回努力賞を頂けるとの知らせがきた時に、努力賞?さて、私は何か努力していたかな…と考えてみましたが、見当たらず少し困った気持ちで今日を迎えております。
現在はパート勤務ですが、入職から36年間続けてこられたのは多少の努力があったからか…と気持ちを切り替えることとしました。
入職当時の先輩方からの熱のこもった指導があったからこそ、現在の私があると考えております。頼もしい同期と同僚に恵まれ、楽しく仕事が出来る事は本当に幸せなことであり、感謝の気持ちでいっぱいです。年齢と共に体調変化が激しさを増しており、どこまで続けられるのかわからないですが、努力を続け、微力ながら精神科医療のお手伝いをさせていただければと思っております。本日は本当にありがとうございました。

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