千曲荘病院創立５０周年記念の祝辞

副院長より 千曲荘病院50周記念の式典にあたり一言述べさせて頂きます。開院50周年本当におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。50年と一言で言いましても非常に長い期間だったと思います。ただ今、理事長先生が、一晩のようだったとおっしゃられていましたが、その間のご苦労は本当に大変だっただろうとお察し申し上げます。この会場のかなりの方は50年前にはこの世に生を受けてなかったのではないかと思います。５０年の中にいろいろなことがありました。特に精神医療の中でもライシャワー事件・宇都宮事件があり、患者さんの人権について議論されるようになりましたが、先程の理事長のお話しの中にもありましたが、そんなことは当たり前という形であり、その意を職員が汲んで努力されたことにより、今日の立派な病院がこの地に根付き、この地区だけでなく県外各地から、障害者の方々から信頼を受け、そして行政あるいは各医療施設からも信頼を受けているという病院になってきたのだと思います。同じ昭和33年に、東京タワーが4ヶ月遅れて開業したわけですが、あと数年で社会のニーズに応えられなくなって、新しいテレビ塔にその任務の大部分を譲ってしまいます。千曲荘病院は今までもここまで発展したわけですから、これからもやっていかなければならない責務があると思います。今後もますます発展されると思います。そのようになることを心から祈念して、お祝いの言葉とさせて頂きます。本当におめでとうございます。もったいない心に沁みる言葉を頂きましたことを、心より感謝し、さらに地域の皆様に信頼され、愛される病院となるように、その責務を遂行していく覚悟です。ありがとうございました。