本年度、新しく入られた皆さん、ようこそいらっしゃいました。一同心より歓迎いたします。職場の空気もすがすがしい活気が感じられます。この日は我々にとっても医療を志した時の気持ちが思い起こされ、今の我が身を振り返る日でもあります。千曲荘病院は理事長先生の精神医療への熱いお志で５０年前に始まりました。５０年の長い間、先生のお心はいつも患者さんや私たち職員と一緒にありました。先生は先見力に優れ、いつもまわりより一歩早く精神科医療を切り開いていらっしゃいました。そして院長先生も同じくそのお心を引き継がれ、毎日全力で病院を導かれさらに大きく発展させてくださっています。病院が発展して今日があるのはまさにそのお心があるからと思います。今日は友愛会主催です。友愛会は千曲荘病院の使命を達成するためにある親睦会です。職員のぎくしゃくした人間関係で、患者さんによい医療を提供することができるはずがありません。よい医療を行うためには職員の信頼関係なくしてあり得ません。職員が心を通い合わせ、おのおのが自分のもてる力を生かしてよき医療を提供することが私たちの仕事であり、生き甲斐であり、幸せであります。今、自治体の公立病院の８割が赤字、医療法人の４割以上が赤字、県内の精神科が縮小など、医療業界も厳しい生き残りの試練の状況にあります。皆の力を合わせて困難を乗り越え、新しいことに挑戦して行きましょう。今日は新人の方をお迎えして、さらに会員どおしの親睦を深めていただきたいと思います。
