診療報酬改定の時期を迎えて

厚労省は4月に行われる診療報酬改定の告知を3月初めに行うのが通例です。この時期になると、新人を向かえる準備、異動人事、三月決算に向けての資料作りなど、仕事量は数倍に膨れ上がるわけですが、そんなことに関係なく、医療者としては、平静心で仕事に取り組んでいくことが必要となります。通常の法律の改定に3ヶ月から6ヶ月の告知期間があることを考えると、せめて3ヶ月前には告知し、準備期間を与えていただけないかと思っているのが、病院経営者の本音ではないでしょうか。改定により、より質の高い医療を目指し、人員配置を上げる場合には、並々ならぬ苦労となります。ちょうど、ジャミックジャーナル2008.3月号に「医療崩壊を食い止める:済生会病院副院長本田宏氏」という記事があり、その中でマーティン・ルーサー・キング氏の言葉が載っていました。背筋が凛とするほど、強い文章でパンチを受けはっとしました。日本人には、日本人特有の調和を保つために意見を控える気風があります。一見美しくも見えるのですが、空気支配に弱く、間違った意見であっても強く言われると黙ってしまう場面を迎えることもあります。しかしながら、結局は全体をダメにする無責任さにつながる警告と受け取りました。時代が大きく変わっていく現代だからこそ、鳥瞰するが如く大きな視野で全体を見渡し、未来が明るい方向へ向かうための勇気は持ちたいと思いました。「後世に残るこの世界最大の悲劇は、悪しき人の暴言や暴力ではなく、善意の人の沈黙や無関心だ。マーチィン・ルーサー・キング」

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