今年は、千曲荘病院にとって、５０周年の節目の年です。物事には何事も節目というものがあるわけですが、半世紀に一度しか来ないこの一年間を私たち千曲荘病院で働く仲間にとっても、人生の映像として、キラリと心に残る、意味のある年にしたいと願っています。竹でいえば節を作るときに当たるので、次の５０年に向けての基盤作りの時期と捉えています。大変なことも多々あるかと思いますが、「職員一人一人が、傍観者でなく、主役になることで、喜びの増幅を味わい、その喜びが患者さんや地域のかたがたにも伝わっていったら素晴らしいだろうなあ」と考えています。精神科医療における地域への貢献、まだまだ残る精神科医療に対する偏見と誤解を減らし、ストレス社会で心の病気に罹患した方々が、早期受診・早期治療され、重篤な障害に至ることを未然に防ぐこと、その目的のために、新たな気持ちでスタートしたいと思います。今年もよろしくおねがいいたします。
