本日開催された「やすらぎセミナー」は2001年より、毎年一回開催している法人の大切な行事です。当法人の支援センターが担当し、精神保健福祉関係において牽引的役割を果たされておられる先生方を毎回お迎えしております。今回は3/30(土曜日)13時30分から、清泉女学院大学学長で精神科医の吉川武彦先生をお迎えして、ご講演いただきました。【生活から考えるメンタルヘルス】について、具体的で平易な言葉を選んで説明してくださるので、分かりやすく、先生の体験を通して掴まれた哲学というか、エキスが素直に伝わってきました。【こころの三角錐】もわかりやすく図式化して下さり【自分らしさ】という底辺を広げながら、知・情・意のバランスを保つことが大切なことだとわかりました。
人生経験豊かな大先輩のお話をお聞きできることは幸せなことです。私も人生後半に入りましたが、まだまだ自己発見の旅をしている途中です。個性をもって生きているということは、自分自身の人生を究めることだと思っています。4/1には新しい入職者を迎え、新しい年度が始まります。素晴らしい方々と出会って、これからもっといろいろ教えて頂こうと楽しみにしていたところ「仕事の関係で転勤となりました」と今月になってご挨拶を受けた方が数人います。残念な気持ちになりましたが、更に多くの人々へ貢献される場への栄転ということなので、これは、離れても遠くから応援させていただこうと思いました。仕事のできる方の器が大きくなると、周りは見ていて、その方にふさわしい場へと場面が切り替わることがあるように思います。本人にとっては苦労は多くなり、悩みも深くなるのでしょうが、同時に鍛えられ、更に磨きがかかって、その人の本来の力が発揮されてくることになるのでしょう。そう考えると、何年か先にお会いできる時が楽しみになります。人生の川は止まることなく流れています。
本日の先生との出会いに感謝しつつ、4/1から始まる新年度の新たな出会いを楽しみにこれからも仕事に励みたいと思いました。