「働くニホン」(日経新聞44043号)に、【誰かが働きを認め、喜んでくれている】という実感が寝食を忘れさせるという記事で「財政破綻した夕張市へ出向をした東京都職員(27歳)は、同年代の職員の手取りが10万円にも満たず、2人の子供を抱え、転職の誘惑と戦いながらも『自分が抜けると困る市民がいると思うから踏みとどまれる』」と書かれていました。ただ今、社会保険庁から郵送されてきた「ねんきん特別便」によって、各職員が記入漏れをチェックしているところです。そのずさんさは言葉にならないほどですが、この記事を読んで、国民の立場に立ち、親身になって国民の相談に乗ることを生きがいとされている公僕がおられることを知りほっと致しました。会社においては、間違った書類を提出されると、膨大な損失になり、最初からやり直さなければならないので、そのような非効率な仕事をしない方法を常に考えているはずです。現在は、時間がかかるほど、費用がかかるので、いかに時間を短縮するかという方向に動いているわけですが、「行政の処理スピードを上げていただく」だけでも、建物が早く建ったり、投資の回収が早まるわけですから、その効果は、日本経済にも多大なものになると思います。この方の生き方にエールを送るとともに、奉仕の心を持って人のためにお役に立ちたいという人がたくさん出てきたら、日本は本当に、豊かで、すばらしい国になると思いました。