療養環境は大切だと常々考えていますが、病院祭を契機に花や緑を増やす活動が盛んになってきていて、うれしく思います。花が次々と咲いていくと、四季を感じますし、患者さんにとっても、私たち職員にとっても、ふと目にしたとき、ほっとする瞬間なのではないでしょうか。病棟の廊下や階段にも、花瓶に花が飾られはじめました。通過したときに、【あれ、昨日と違う!】と気づいて下さる患者さんがいます。それは心に余裕が生まれた証拠なのではないでしょうか。今、夏に向かって、成長していくエネルギーが満ちてゆくうれしい季節です。新病棟の建築も、着実に毎日変化して進んでいます。良き変化は期待感を生み、創造性を高めてくれます。病院の周りの景色も、毎年のことではあるのですが、田植えが終わったばかりの、初々しい田んぼの姿が広がっていて、散歩していても気持ちがよくて、風が心地いいです。小さな変化、小さな喜びでもあるのですが、これが以外と幸福感を運んでくれて、何となく元気が出てくるから不思議です。
解説はこのくらいにして、写真でご紹介いたします。