2012年仕事納め

2012年が終わろうとしています。外はもう真っ暗ですが、静かに雪が降っています。例年窓から上田の街の灯りを眺めていると、それぞれの明かりを灯した家庭では、一年間を無事過ぎたことを安堵して、一家団欒の時を迎えているのだろうと想像します。毎年仕事納めのこの日は、最後まで病院に残って、一年を振り返ります。今年は、様々な感情を味わい、様々な学びを得た記憶に残る一年間でした。たくさんの課題をクリアしてきたような気がするのですが、時間は止まることなく、サラサラと流れて、何事もなかったかのようです。この幸せな時間がもっと続けばいいなあ…と思っても、川に竿をさしているのと同じで、時間の流れは止まりません。こんな問題だけは起きて欲しくないと願っても、起きるべき問題は起きて、悩んでいるときは、時間は過ぎているのに、心は止まっています。映像的に表現すると、棒に紐で縛られた犬が同心円でぐるぐる回っているような状態かもしれません。・・・そうか・・・悩みの中にあるときは思考が停止している状態なんだな・・と気づきます。衝撃的な事件が起きたりすると、感情が大きく揺れるので、なかなか抜け出すのが難しくなります。そんな時に有効なのは、身体を動かすという行動を起こすことによって、意識が切り替わっていることに気づくことがあります。水泳をしたり、散歩したり、旅行をしたり、映画を見たりと、何かをやってみれば、見える景色も変わりますし、心が止まっていても、目から刺激が入るので、一つの脱出のきっかけになるのかもしれません。来年は、でっかい精神科医療の理想を、当院が進むべき精神科医療の姿を自由に心のキャンパスに描き(これは自由なので・・)、どうしたらそれが実現できるのが、その具体的方法論を考えるという、心が止まらない状態にしたいと思います。来年は受け身の姿勢で問題を解決するのでなく、問題が起きる前に対処できるくらいの余裕を持てるように成長したいと思っております。

皆様も希望の未来を心に描いて、よいお年をお迎えください。

2012年仕事納め

< 一覧に戻る >