2012年 院長新年のあいさつ

あけましておめでとうございます。昨年は、3.11東日本大震災など世相は暗く悲観的な年でしたが、当院は比較的穏やかな中で診療が出来ました。昨年は、医療の質の向上を目指して、外部の研修会で学ぶ機会を増やしました。研修出席者が、仲間にフィードバックしてくれたおかげで全体の実力が上がったと思っています。引き続きこの流れを強めていきたいと思います。

私は、年末年始はのんびり過ごすことが出来ましたが、2つのドラマと映画が印象に残りました。

1つは、3年越しにTVで年末に放映された「坂の上の雲」で、もう一つは正月に見た新作映画、山本五十六です。いずれも、日本の今後を考える上で参考になるものでした。「坂の上の雲」は明治の日露戦争、特に東郷平八郎を大将とする日本の未来をかける戦い、日本海海戦を描いていました。小さな国・日本が、大国ロシアと戦うという無謀にも思える戦いに勝利したのです。ドラマを通じて、日本人が一つになって、リーダーたちも自分の力を高めるべく日夜努力を惜しまず任務を果たし、列強の属国にならないという日本人の気概や必死さが伺えました。ところが、昭和初期となる山本五十六の太平洋戦争では、日本は官僚主義に陥り、日本の進むべき方向性に一致点が見出せず、リーダー達も協力関係にギクシャクした面が伺えました。当院を運営する上でも組織の大切さを感じ、大変勉強になりました。

さて、今年は、アメリカ、中国、ロシアを始め、日本の近隣諸国のトップの選挙や交代が相次ぎ、日本も総選挙が近づきつつあります。今年も激動の年になることは間違いありません。当院にとっても、超高齢化社会のピーク2025年を見据えた制度改革に直面していく正念場でありましょう。まずは、4月に迎える診療報酬、介護報酬のダブル改定を理解し対応への準備をしていきましょう。また、当院の55周年に向けた準備の年にもなります。

今年の目標

前年度の継続が2つ、新規が2つになります。

前年度からの継続目標

1)人財の育成、強化

2)外来、地域生活支援の充実

3)今年の新規目標

これらについては別途詳細は別紙参照してください。
超高齢化社会を迎えるに当って、いかに満足した最期を看取れるかの研究に繋がります。御本人、御家族、そして私たち医療スタッフが一定の満足した形で看取ることが出来る死、これを3者満足死と呼びますが、当院では、この3者満足死を目指したいと思います。お一人、お一人に丁寧に対応し、三者満足死に向けたノウハウを研究し、ターミナルケアの質の向上につなげましょう。

終わりに

我が千曲荘病院は、少数精鋭で頑張ってきましたが、大所帯となったので、より人数に見合った組織作りが必要となっていると感じます。事務管理企画部門の充実も視野に納めて行きたいと思います。最後になりますが、当院の基本である明るい笑顔と気持ちの良い挨拶の習慣を励行して、みんなで方向性を再確認して、強い組織力で激動の時代を乗りきってまいりましょう。

2012年 院長新年のあいさつ

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