医療法人 友愛会
千曲荘病院
認知症疾患医療センター

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心のスイッチを切り替える

梅雨の合間に、緑の大地を背にして大の字になって、寝転んで青空に目を向けると、真っ白い雲が様々な形で、青空にゆったりと浮かんでいるのが見えます。小学校の頃から、空を眺めるのが好きだったのですが、短い時間でも静かに眺めていると、さまざまな思いが浮かんでは消え、人間の心は常に何かを考えているのだなということが分かります。その泡のように出てくる思いに耳を傾けて、しばし一人の宇宙空間でリラックスしていると、だんだんと日常の雑事から離れて心が軽くなっていくのを感じます。不思議です。空を眺めていると宇宙に繋がった広大な世界があるのを無意識の内に感じ取るのか、気持ちが大きくなって、どうでもいい悩みは消えていきます。普段は仕事をしている時間が長いので、立っているか、座っているかは別として、見えているものは、どうしても近視眼的な見方になってしまいます。歩けば、転ばないように足元を見ますから、石ころが見えたり、噛み終ったガムのゴミが見えたり、たまにお金が落ちているかもしれませんが、常に気持ちは今に引き戻され、時間を気にして、せわしく生きている自分を発見します。仕事に没頭し、仕事ができるといわれる人ほど、口を動かし、手足を動かし頭を使って考えているはずですから、ベータ波状態になっていると思います。時にはアルファ波状態にしておかないと、心までせわしく、イライラしてしまうこともあるので注意が必要かなと思いました。何も仕事をしなくてもよくて、生活の心配もなく、のんびり毎日をくらせるだけのお金に余裕があったら、心が乱れることもなく、くつろげるわけですが、人間はわがままなもので、あまりその状態が続くと、「何かをしたい、仕事をして働きたい」という気持ちがムクムクと出てきます。それで仕事をするわけですが、今度は忙しさや人間関係で心が乱れ、心の平安という大切な精神状態を維持できなくなってきます。空を眺めながら、「現代人ほど心の切り替えをうまくやって、時折自分の心を見つめる時間をとらないと大切なものを失っていく危険性もあるのではないか」と、心に浮かんだことを書いてみました。

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