医療法人 友愛会
千曲荘病院
認知症疾患医療センター

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筆談

『「儚い」とは『人の夢と書いて、はかないと言うけれど、だからこそ人は夢を次々に追い求める」『辛いの字に一本横棒をつければ幸せ、だから幸せにになる途中が辛いという字』。どうでしょう?こんなに粋な一転語を会話の中で読んだら、気持ちが切り替わりませんか?25歳の『耳の聞こえない青森一の不良娘が筆談だけで銀座NO1ホステスになった』と帯に書かれた「筆談ホステス」斉藤里恵著からの紹介です。テレビにも出ていた方なので知っている人は多いかと思います。読んでいて、人魚姫のストーリーを思い出しました。人魚姫は声を失うのですが、彼女は1歳ちょっとで聴覚を失ったので、正確な発音もできず、音のない世界で生きていて、その大変さは文章の行間から伝わってくるのですが、同情心をそそるような弱さはありません。ご両親の愛情深さも分かりました。同じ人間でも厳しい環境におかれると、それだけで世間や親を恨み、自律的な生き方を放棄して、本来の人間としての尊厳さえも捨ててしまう人がいる中で、夢を持ち、その夢の実現のために努力している姿が、難聴者だけでなく、健常者にとっても生きるエネルギーを与えてくれるような気がしました。会話の中で、筆談を通して、相手を励ます言葉を出しているのですが、相手を知り、相手の心をつかめないと適切な言葉が出てこないので、情報を集めたり、文学に親しみ、勉強量も相当なもののようです。彼女の夢は「美容室もあるエステサロンで、美容師の親友と共に、難聴者などの障害を持つスタッフや、健常者が一緒に笑顔で生き生きと働いている職場」だそうです。かなりリアルに光景が浮かんでくると書かれているので、きっと努力していくことによって現実のものとなることでしょう。私自身は、「その人に超えられない問題集は与えられない』と信じている者なので、自分自身を励ますと共に、彼女の夢が叶うことを応援したいと思いました。

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