自分自身との戦いに勝つ

秋葉原の残酷な事件に巻き込まれたにもかかわらず、退院された被害者のインタビューがニュースで映し出され、『犯人は、人のせいや周りのせいにしているけれど、結局は自分に負けたかわいそうな人だと思いますよ』という言葉が強く印象に残りました。特に『自分に負けた可愛そうな人』という言葉の重みが、ズシンと心に入ってきて、真理の的を得ていることに、考えさせられました。苦しみに直面する時、自分の運命を呪い、その不幸を恨むか、他人や環境のせいにして、自分を見失ってしまい、他人まで巻き込んで苦しみを増幅させてしまいたいという衝動がでることもあるでしょう。まさに自分の心の闇との戦いが始まります。もし、相談する相手がいたならば、信頼できる仲間がいたならば、防げたかもしれないと思うと残念でなりません。リストラ、離婚、病気、事故という不幸の中にあって、どん底から見事立ち上がり、泥中の花の如く、その人独自の美しい華を咲かせる人がいます。そういう方の自伝を読むと、共通するのは心の向きが真逆に変わっているということです。他人からの評価や愛情を求めたところで、相手の心を変えることはできませんが、自分の心は自分で変えることができます。他人との比較や相対的価値観の中で生きるのではなく、過去の自分と比較して生きていくことは、誰でもが勝者になれる生き方だと思います。仕事を通して技術力が上がった、今まで理解できなかったことが理解できるようになった、お客様に感謝されたとか、日々小さな喜び、小さな成長を見出す力を持っていたら、人から評価されなくても、小さな自家発電で、小さな幸福感を積み重ねていくことができると思うのです。モノが溢れて、心の豊かさを失ってしまった現代人、幸せの青い鳥を求めて、外の世界を探し続けて疲れないで、毎日の平凡な生活の中にある、当たり前の幸せに感謝する時間をとってみませんか?小さな幸せを見つけようとすれば、姿を表してきます。幸せを感じとる能力をあげて生きたいと思うこの頃です。(確かに、若い頃は青い鳥を探していた自分がいました。)

自分自身との戦いに勝つ

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