高齢者の口腔ケア

img_2140高齢者は、老化や障害によって口腔機能が低下しやすい傾向があります。口腔機能が低下してしっかり噛んだり飲み込んだりすることが出来なくなると、栄養を十分に摂ることが出来ません。その結果、免疫力や体力が低下し、全身の健康に影響を及ぼします。今回は、高齢者の口腔機能の特徴についてお伝えします。

①治療の後、入れ歯が多い

高齢者は入れ歯を使用している方が多く、様々な治療による詰め物や被せ物が多くみられます

②自浄作用(じじょうさよう)が働かない

お口には本来自分で清潔を保つ力である自浄作用が備わっていますが、高齢者の場合は低下している方が多い特徴があります

③食事が口の中に残る

高齢者の中には、食事をきざみ食にしたりとろみをつけて食べる方もいますが、歯の隙間や口腔内に食べかすが残りやすくなります

④お口が乾燥する

加齢に伴い、唾液の分泌量は減少します。特に、高齢者の口腔内は内服薬の副作用でさらに唾液が少なくなり、口腔内が乾燥してしまい、唾液の重要な役割を果たすことが難しくなります

口腔機能を出来るだけ取り戻せるように口腔ケアを行なう必要があり、東2階病棟では昼食前のお口の体操、食後の歯磨き等の口腔ケアに取り組んでいます。

口腔ケアの効果としては、感染症の予防、口腔機能の維持・回復、味覚の改善、食べる楽しみの回復などが挙げられます。

作業療法士 土屋和嘉子

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